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 病気 > 千島学説と大隅博士のオートファジー

生物学者  (故) 千島喜久男 博士 が提唱した学説で「千島学説」という理論があります。
この理論は世界的に大きな価値を有するものですが、現代の医療には役立てられてはおらず、今はその時代の到来を待っているということになるのでしょう。

そのなかの一つに「血液は腸で造血される」という独自の見解が示されております。
現代医学では骨髄での造血説が常識となっておりますが、千島博士は卵がヒナになっていく過程を観察している途中で、小鳥の骨がまだ形成されていないのに赤血球がつくりだされているのを発見しました。
最近の生卵には見られなくなりましたが、以前は卵を器に割ると黄身の表面に一筋の赤い血管が這っているのを見かけることがありました。

千島博士はその後の研究で、食べたものが小腸を通過するときに栄養分は赤血球となって吸収され、つまり造血されていることを発見しました。

更には私達の体の元になっている細胞は、赤血球が分化した結果生みだされているのを発見し、これまでの細胞分裂によって細胞が生み出されているという定説にも異を唱えることになりました。

以下にその学説の柱となっているも『千島学説』8大原理をウィキペディアより引用させていただきました。


8つの原理

千島が1932年から1959年にかけて発表した8つの原理によって構成される医学観として、千島学説は1963年に提唱された。

1、赤血球は体細胞の母体である(赤血球分化説または赤血球一元論)
赤血球は様々な体細胞が分化する母体であるとの主張。 [1]

2、体細胞と赤血球は可逆的に分化する
栄養不足や大量出血後などの病的状態のときは、体組織の細胞から赤血球への分化が見られるとの主張。

3、病原体は自然発生する
バクテリア・ウイルスなど病原体は、親がいなくとも有機物の腐敗の状態から、その有機物を母体として自然に発生するとの主張。

4、細胞新生説
細胞は段階を踏んだ細胞分裂によって増殖するのではなく、5つの形態で新生するとの主張。

5、造血器官は小腸絨毛である

骨髄を造血器官として認めない(骨髄造血説には矛盾があり、造血器官は小腸の絨毛である)との主張。

6、獲得形質は遺伝し、生殖細胞は血球に由来する
生物が生まれてから一生の間に、その環境によってはぐくまれた形質は子孫に遺伝する(獲得形質の遺伝の肯定)との主張。また、精子や卵子などの生殖細胞は体の組織とは別物ではなく、赤血球が変化してできる(生殖細胞の血球由来説)との主張もなされる。

7、従来の進化論の否定と共生説の提唱
生物進化の最も重要な要因は、環境に適応した強い生物が生き残るという「適者生存」ではなく、同じ種類あるいは違った種類の生物の助け合いという共生現象であるとの主張。(注:細胞内共生説とは似て非なる主張であることに注意が必要。)

8、生命弁証法
当該人の用いる独自の弁証法(生命弁証法)は、唯物弁証法と唯心弁証法を止揚し統一したものであるとの主張。 以上                                     


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ノーベル生理学・医学賞受賞の、大隅 良典(おおすみ よしのり )氏の功績

「オートファジーの仕組みの解明」により2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した、大隅 良典(おおすみ よしのり )氏の功績により、今後の医療に大きな変革をもたらすきっかけとなりました。
大隅氏の功績により、世界的に高い評価を得ている (故) 千島喜久男 博士提唱された「千島学説」にも改めてスポットが当たるきっかけになったことには、現代医療への実のある改革への一歩を踏み出すことになりした。

 以下、オートファジーについてを、ウィキペディアより引用いたしました。

"オートファジー (Autophagy) は、細胞が持っている、細胞内のタンパク質を分解するための仕組みの一つ。
自食(じしょく)とも呼ばれる。酵母からヒトにいたるまでの真核生物に見られる機構であり、細胞内での異常なタンパク質の蓄積を防いだり、過剰にタンパク 質合成したときや栄養環境が悪化したときにタンパク質のリサイクルを行ったり、細胞質内に侵入した病原微生物を排除することで生体の恒常性維持に関与して いる。
このほか、個体発生の過程でのプログラム細胞死や、ハンチントン病などの疾患の発生、細胞のがん化抑制にも関与することが知られている。
auto-はギリシャ語の「自分自身」を表す接頭語、phagyは「食べること」の意で、1963年にクリスチャン・ド・デューブにより定義された。 "
               以上ウィキペディアより引用させていただきました。


オートファジー 理論はこれまで封印されてきた千島学説を、大くサポートすることになったといえるでしょう。

ウィキペディアより引用部分理屈を平たくいうと、栄養が遮断されると病巣や不要な自身のたんぱく質や脂肪分を分解し、生命維持のための優先される部位のたんぱく質につくり直し補充したり、病原微生物を排除し生体の恒常性維持をはかる仕組みということです。

つまり断食により栄養を一時的に遮断することによって身体を維持するのに妨げになる病巣などを分解し、排除され健康を取り戻す仕組みが具わっている」ということですから、オートファジーの理論によって科学的に「千島学説」を(再度)認めることになったわけです。


1963年に8つの原理によって構成される医学観として提唱された千島学説は、厚生省による検証実験がなぜか実施されなかったため、結果公に肯定的な評価が得られずに葬り去られ、知る人ぞ知る理論と言われてきました。

そんななか早い時点で千島学説に着眼し粉ミルク断食療法をかたちにし、多くの癌患者を救った加藤清氏の治療法は千島喜久男 博士とともに、大隅良典氏によるオートファジー 理論にサポートされることになりました。

加藤清氏は千島博士を訪ね、博士のもとで千島学説理論を学びました。

その中で食べ物によって左右される腸内環境によって、腸で良い血液や不純な血液が造りだされることに特に着目し、病気を治すためには腸内環境を整えることが必須条件と千島博士から教わりました。
また栄養不足(断食状態)では、病的体組織の細胞は赤血球への逆分化するという原理を癌の治療に導入することで多くの重度癌患者を救うことになりました。

現代医学の基準がゆらぎ、磐石だった医療医学の世界がここから大きく変革していかなければならない時代のうねりを感じます。

まさにかつての「ガリレオの地動説 」に相当する出来事だったといえ、今後千島学説は医学のスタンダードとして新しい時代を切り開いていく予感がします。

そんなに多くはない歴史上の人物のなかで (故) 千島喜久男 博士 は
「この天才は
生まれたのが早すぎた。少し遅れて生まれてきていたならば・・・」
の評価がふさわしい
一人として上げられると思います。
天才といわれる人たちは、往々にしてそのような境遇の方が多いのかもしれません。

病気の原因と役割


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