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人の力学 > その一言、要注意


普段何気なく使っている同じ一言でも、一般的な意味で伝わるにだけではなくその影響力はプラスにもマイナスにも、予想外に大きく作用することがあります。

相手の状況により様々なことを連想させ、思っていたこととは違ったニュアンスで伝わるケースがあり、ときによっては誤解を招く 場合もあります。

そうした意味で過去の経験から、これは使い方が難しい言葉だなと思ったものがあります。

若い頃のことですが、目上の方に話の流れから「頼りにしている」と言われ、そのときは自分の力量を良く評価されてのことと解釈し悪い気がしないと思いましたが、その後日数の経過と共に何となく窮屈だなと思うようになってきました。

いつまで経っても自分がイメージした「頼りになる人間像」からは程遠いままだったために、不甲斐なさが大きくなっていき、終い には劣等意識までも生まれてきました。

そしてこのままでは良いことはないと考え、何とかしてこの劣等意識からフリーになりたいと思いました。

悶々としながらも更にときは流れ、そしてあるとき友人に言われた一言「何でもできなくても良いんじゃないの」で救われたのでし た。
これまで、頼りがいのある自分にならなければ・・・といつの間にかその枠にはめて(はめられて)意識するようになってきたことがきっかけになってのことだったと気が付きました。

頼りがいのある人間像は悪いものではないのですが、この思いが自分の中から生まれ出たものではなく、いつの間にか人に指図されたように感じてきたために違和感が発生してきたのでしょう。

必ずしもその目上の方は私をそんな思いにさせようと考えてのことではく、私が勝手にイメージをつくってしまった結果なのでしょうが、状況によってはそんな受け取り方をしてしまう方は他にもいるのではないかと感じました。

私はここからフリーな状態になるまで数年を経過してしまいました。

これらの言葉は人を枠にはめてしまう力をもっているということです。
「頼りにしている」や「期待している」、や「君ならできる」などは良くも悪くも影響力の強い言葉で す。
こうした言葉は相手のために良かれと考え使ってしまう場合が多いようですが、気がつかないうちに自分でもこんなふうにして、人を束縛してしまわないように、これらの言葉はよく考えて使わなければならないと思いました。

また逆に、言われてその後違和感を感じるようになったら、もしかしたらその言葉に縛られつつあると考え、気持ちを切り替えてい くことが自分らしさを取り戻すのに必要なことと思いました。
こうした「結果的に相手を縛ることにつながりやすい言い回し」は使う側も言われた側も要注意です ね。

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